Kumusuta kana?ユーリです(@firipedia18)
フィリピン人はダンスが大好きな国民です!
陽気で明るい彼らは、日常生活の中でもダンスを取り入れて楽しんでいます。
この記事では、
「フィリピンのダンスってどんなものがあるの?」
「フィリピン人がダンスをしている動画はある?」
という疑問を持った方へ向けて、フィリピン人のダンス動画とともに、フィリピン人がどのようにダンスを愛し、親しんでいるのか、また彼らがどれほど優れたエンターテイナーであるかを紹介していきます!
フィリピンの多様なダンス – 伝統的なダンスは?
フィリピンの多様なダンスは、地域や文化によって異なります。
例えば、コーディレラ地域のダンスは、バンガ、サリップ、トラヤンなどがあり、強さや恵み、求愛を表現しています。留学で人気が出てきているバギオ地域ではイグロットという山岳部族のトラヤン(イーグルダンス)で有名です。
なお、フィリピンには竹を用いた伝統的な踊りがいくつか存在します。例として、フィリピンのレイテ島で「Tinikling(ティニクリン)」と呼ばれるダンスが見られます。また、ミンダナオ島のマラナオ族(Maranao people)では、4本の竹をクロス状に交差させたバンブーダンスである「Singkil(シンキル)」という民族舞踊が受け継がれています。
ちなみにですが、芸能人のみやぞんさんはティニクリングに挑戦したことがあります!この活動で、フィリピンの伝統ダンスも世間に少しは認知されたかもしれませんね。
@forgetme0555 ♬ オリジナル楽曲 – LUM💛 – black heart🖤
セブの刑務所で行われる「囚人ダンス」
フィリピンのセブ刑務所で行われている囚人ダンスは、セブプロビンシャル・デタンション・アンド・リハビリテーション・センター(CPDRC)で実施されています。この施設は、囚人たちがダンスを通じてリハビリテーションを受けることを目的としたものです。
2007年にオレンジ色の囚人服を来た受刑者達が、マイケル・ジャクソンの「スリラー」の振り付けを行う動画がYouTubeにアップロードされるやいなや、一躍世界的な話題となりました。その後もさまざまな楽曲に合わせて囚人たちが踊る動画がアップロードされ、多くの人々に感動を与えています。
このプログラムの背景には、セブ刑務所の元所長であるバイロン・ガルシアが大きな役割を果たしていたそうです。彼は2006年にセブ刑務所の所長に就任し、囚人の暴力や薬物依存に対処するために何か新しい方法を模索していました。そこで、ダンスを通じて囚人たちがストレス解消やリハビリテーションに取り組むことができると考えたわけです。さらにダンスプログラムは、囚人たちの絆を強め、チームワークを促す効果もあると考えられました。
このダンスプログラムの意義としては、囚人たちがリハビリテーションを受け、自分たちの過ちを反省し、社会復帰に向けた準備をする機会を提供するというものです。
ただ単に刑務所のエンターテイメントとして行われているのではないんですね!(当たり前といえば当たり前?)
踊りながら交通整理をするフィリピン人の交通警察
交通警察が踊りながら交通整理をするしちゃうって、日本人の我々からしたら想像もできませんよね?
フィリピンでは「警察だから」とか職業によってダンスをしないなんてありません。それも、仕事中にだって踊りを取り入れてしまうほど!
この動画も結構昔のものですが、かなり有名になったものですのでご覧ください。
『Despacito(デスパシート)』の曲を流すと踊るフィリピーナ(女の子)
世界中でバズったDespacito。この曲を流すとどこでも踊り出す女の子のダンス動画です!
全世界で3800万回以上も再生された人気動画。もしかしたら、「見たことがある」という方もいるかもしれませんね。
実はこのキレッキレのダンスを披露してくれているのは、Niana Guerrero(ニアーナ・ゲレロ)という2006年1月27日生まれのフィリピン人ダンサー、歌手、ソーシャルメディアパーソナリティ。
彼女は兄のRanz Kyleとのダンスカバーで知られていて、この動画がきっかけとなったのか、今ではYoutubeのチャンネル登録者数だけで1500万人を超えるほどの有名人になっています。
フィリピン人ってほんとにエンターテイメントと相性が良いとつくづく感じさせられます!
ファストフードチェーンの踊るマスコットキャラクター『Mr.Jollibee』
フィリピン全土で一番の人気を誇るファストフードチェーン「Jollibee(ジョリビー)」。
踊るマスコットキャラクターとし知られるのが『Mr.Jollibee』です!
ダンスのカテゴリーにしばれること無く、どこでもリクエストがあれば踊っちゃう。紹介した動画は大誕生日会での一場面です。
店員さんのマイクパフォーマンスで紹介されて踊り始めるジョリビーくん。
誕生日会にもこういったダンスのエンタメを取り入れてしまうんですから、国民全員が踊るのが好きって言っても過言ではないですよね?
TikTok&ダンス – エンタメと相性が良すぎるフィリピン人たち「Sayaw kikay」
こちらは2020年頃にtiktokのダンス動画でブームになった「Sayaw kikay」バージョン。
一つ前のジョリビーくんダンスやこのダンス動画でも共通しているのが、くねくね動くダンス。
フィリピン人たちはこの手のダンスがお手の物!一般人でもほんとに上手!
ちなみに、この動画を取り上げたのはダンスをしている女の子たちが可愛かったから、という個人的な趣味ではないですからね!
動画の後ろの方まで見ていただけるとわかるように、男性も含めていろんな世代の人達が踊っている動画として最適だと思ったからなのです。(うん、そういうことにしておいてください)
フィリピン人はダンスが身近にあるので上手い人が多い
ざっとフィリピン人のダンス動画を昔のものから比較的最近のものまで、人気になったものを中心に集めてみました。
これだけではダンスが上手いのかよくわからない、という声も上がるかもしれませんが、職業や場面に関係なく比較的日常に音楽が溶け込んでいるのは間違いありません。
レストランなどもライブバンド付きが多かったり、日夜関係なくどこかしら音楽が流れてくるということもある国です。
そんな国ですから、音楽が流れてくれば踊りだす文化ができていてもおかしくないですよね。
ぜひ、フィリピン滞在中は音楽やダンスを味わってみてください!