フィリピンには珍味として扱われている食べ物があります。
バロットです。
ストリートの屋台料理として食べられるその食べ物。実は現地フィリピンでも好き嫌いが分かれるほどの理由があります。
それは、「孵化直前の卵を食す」ということ、、、、
今回はそんなバロットについてご紹介してみます!
注意!本記事ではグロテスクな画像を使っていますので、苦手な方はブラウザの✗ボタンを押してしまって構いません
バロット(Balot)について
バロットとは?
バロット(Balot/Balut)とは、フィリピンで広く食べられる孵化直前のアヒルのゆで卵のことです。この状態の卵を割って、中身を食べるのがバロットの特徴。味はゆで卵に近く似ているものの、日本人を含め外国人にとっては中身がグロテスクそのもの。時折、卵を割ると成長途中のヒナが見られることがあります。
フィリピンの食文化に深く根ざしたバロットは、古くは中国から伝わったものとされています。(なので、フィリピンにだけ存在するのではなく、中国や東南アジア諸国でもこのタイプの料理がある)
バロットの語源はマレー語で「包み」を意味する「balot」のようで、殻で包まれたエキゾチックな食べ物であることをまさにうまく表現していますね。
食感については、卵白はゼリー状であり、卵黄はクリーミーで風味豊かです。一般的には塩や酢と一緒に食べられますが、地域によってはガーリックや他の調味料を加えたバリエーションも存在します。
お値段は1個20ペソ(50円程度)と安いのに、栄養価が高く精力増強にもなると言われているため、ストリートフードとして現地でも人気があります。(すべてのフィリピン人が食べられる、好きというわけではないのは、日本の食べ物でも一緒です!)
バロットの作り方と食べ方
作り方
地域によってバロットの作りは異なるようですが、フィリピンにおいて一般的にはアヒルの有精卵を14〜18日間温めることで、中でヒナを育てます。
その後お湯で茹でればバロットのできあがり。
調理方法は普通のゆで卵のようですが、中で起こる変化は全く異なるんです。
卵黄が一部分固まるのみで、一部がダシのような液体状になります。
食べ方
ストリートでは保温器に入れてあり、暖かいまま売りに出されます。
卵を割ったら、まず中のスープをすすって飲みます。
それから中のヒナと黄身を食べます。お好みで塩や酢をつけてもOK。
バロットに含まれる栄養素と健康効果
安価にも関わらず栄養価が高く、精力増強、不妊治療や美肌効果があるとも言われています。このため、フィリピン人だけでなく、外国人観光客からも注目されている食品です。
以下は一般的にバロットに含まれる栄養素です。
- カロリーは180キロカロリーほど。暑いフィリピンでは重要なカロリー補給源です
- 一般的に卵にはタンパク質が豊富に含まれています
- 鉄分も含まれており、血液の循環を高めます
- カルシウムが含まれ、歯や骨を丈夫にします
バロットについての海外の反応
ここでは実際にバロットを初めて食べる人たちの反応を見れる動画をご紹介します!
バロットを試してみるかどうかはあなた次第
現地フィリピン人でも食べられる・食べられないが分かれる伝統的なストリートフード「バロット」。
各国の伝統料理を経験することこそ海外旅行や海外生活の醍醐味!
とお考えなら、試してみるしかありませんよね?
バロットを試してみるかどうかはあなた次第です!