ユーリ(@firipedia18)です!
世界的にもフィリピンへの観光や留学がリーズナブルだという認識が広まり、フィリピンに行く人が増えています。
「通貨は何?」
「現金とクレジットカードどっちが使える?」
「お金の取り扱いで注意点ってある?」
実際どんな用意をしていいのかわからない、と思ってこの記事にたどり着いたはず!
滞在の目的が短期でも長期でも、現地で生活をするためにはお金は必要です!
なにはともあれ現地フィリピンの通貨事情について知らなければ始まりません。
そこで今回は、フィリピンについては何も知らないという初めての人向けに、僕がお金に関する基本情報や注意点をご案内します!
早速みていきましょう!
P.S 記事最後の投票にも参加してみてくださいねっ
フィリピン通貨の基本情報
通貨名称 | フィリピン・ペソ |
国際通貨コード(ISO 4217 コード) | PHP |
硬貨鋳造 | The Security Plant Complex |
複数形 | ペソス(タガログ語) |
流通国 | フィリピン |
紙幣の種類 | 1000、500、200、100、50、20(ペソ) |
硬貨の種類 | 10、5、1(ペソ) 25、5、1(センタボ/センティモ) |
フィリピンの流通通貨は「フィリピンペソ(Philippine peso)」と呼ばれていて、記載する場合は通貨コードの「PHP」、あるいは記号で「₱」と数字の前で表記されることがあります。
通貨の補助単位は「センタボ」です。1ペソ=100センタボになります。
ちなみに、「ペソ」という言葉は、スペイン語の「重さ」に由来しています。なぜスペイン語に関連しているか知りたい方は「英語も通じる!フィリピンの公用語は何語?」の記事をご覧ください!
フィリピンペソのデザイン
紙幣のデザイン
フィリピン・ペソ紙幣の種類は、前述の通り全部で6種類。
「20ペソ、50ペソ、100ペソ、200ペソ、500ペソ、1000ペソ」でそれぞれのデザインが異なります。
紙幣の種類ごとに6色のカラーで分かれているのが特徴的。カラフルですね!
硬貨のデザイン
2018年3月26日、フィリピン中央銀行は「10ペソ、5ペソ、1ペソ」、「25センティモ、5センティモ、1センティモ」からなる新世代通貨コインシリーズをリリースしています。
硬貨にまで国民的英雄をデザインに採用する点は、日本硬貨と異なりますね!
フィリピン・ペソ 日本円の換金レート
日本円で10000円分をフィリピンペソへ両替した際の最新換金レートは下の表をご覧ください。
Source: https://ja.currencyrate.today/exchangerates-widget
それとは逆にフィリピン滞在中、ペソで書かれた価格を頭の中で日本円に換算する際は、フィリピンペソを大まかに2倍で計算すればOKです。
「フィリピンペソ→円」は、もう10年以上も約2倍〜2.5倍あたりを行き来している感じです。推移チャートを用意したのでご参考までにどうぞ!※半永久的に自動更新されます
フィリピン国内の支払い方法
フィリピン国内の支払いについては、基本的に現金は持っておいたほうが良いです。
大型ショッピングモールやチェーンレストランなどでは、現金だけでなくクレジットカードの利用が可能だったりします。日本ほどクレジットカードが普及していないと思っていただいてOKです。
フィリピンへ渡航する際は、現金やクレジットカード、ATMで使えるキャッシュカードなどを持っていくようにしましょう。
フィリピンペソに両替えする方法
フィリピンでは現金を持っていたほうが良いということは前述の通り。
もちろんクレジットカードが使えれば、日本円からフィリピンペソへ外貨両替する手間は省けるのですが、それでも日々の生活において必要な金額はキャッシュで確保しておきたいところ。
日本円からフィリピンペソへの両替時の注目ポイントは、何といっても「両替レート」です。
以下に現地通貨に交換できる場所と併せて利用時の注意点を載せていますので、参考にしてください。
空港の両替所
空港での両替のメリットとデメリットをみてみましょう。
一番便利な両替所といえますが、現地到着後のホテルまでの移動代や食事代程度の最低限の現金に交換するのがおすすめです。
※日本の空港での両替はかなり不利なので注意!マニラ空港の場合は、市場のレートにかなり近いと旅行者の中で噂されています。
メリット
- 飛行機に乗る前、降りた後など、空港内の移動中に両替が済ませられるため、一番身近で便利
- フィリピンの場合は市場のレートにかなり近い
- 安全性も高い
デメリット
- 空港によっては通貨の売買ともに為替レートが不利だったり、余分な手数料がかかる
ホテル
旅行でフィリピンに滞在するなら、宿泊先の確保は絶対ですよね。
現地に知り合いがいてその人の家に泊まる、あるいは留学で学校の寮に宿泊するというパターンではないのであれば、ホテルに泊まることがほとんどでしょう。
宿泊先で外貨両替できるという利便性メリットがある反面、両替スポットの中でも手数料やレートが一番悪い傾向にあります。
メリット
- 滞在先のホテルであれば移動などの手間がかからないので便利
- 安全性も高い
デメリット
- 今回紹介する中では両替レートが悪く手数料が高い場合が多い
大型ショッピングセンター内の両替所
空港で必要最低限を現地フィリピンペソに両替したら、滞在中はメインで利用すると良いのがショッピングセンター内の両替所です。
これは留学時の学校でもすすめられていたり、フィリピン旅行常連の方の間では周知の事実!
メリット
- メインで追加両替する場所として、両替レートが良い
- お土産、買い物途中で資金が尽きそうなとき、ついでに立ち寄れるなど利便性も高い
デメリット
- ショッピングモール内に両替所がいくつもあって、それぞれ両替レートが異なる。比較が手間。
- パスポートあるいはコピーがないと受け付けてくれないところも
街の両替商
意外と両替レートが良かったりするのが、街中で両替商を営んでいるお店。
ただ、現金を受け取る際にお金を抜き、実際よりも少なく渡すというケースもあるので、その場で金額をチェックすることをオススメします。
また両替所から出てくれば両替したことは明らかなので、周りに怪しい人物がいないか注意しましょう。
メリット
- 両替レートが意外と良い
- 街中の至るところにあり、利便性が高い
デメリット
- 詐欺や偽金、窃盗といったトラブルに注意
銀行
外貨両替時の為替レートは、空港よりも若干悪いくらいですが、日本円不可の場合あり。
両替専用ではありませんし、行列ができていて待つこともあるので、フィリピン滞在中で、銀行で両替するケースはほとんど聞きません。
オススメはしないです。
フィリピンでのお金の取り扱い注意点
これまでを踏まえて、実際にフィリピンで生活をするうえでお金の取り扱いについて知っておきたいことを最後にお伝えします!
僕自身の経験も踏まえてますのでぜひ参考にしてください。
細かい現金や小銭を用意しておく
前述しましたが、日本に比べてもクレジットカードはそれほど普及していません。
町中の食堂で現地ローカル料理を試してみたいのなら、大きい紙幣は細かく崩しておくことをおすすめします。
日本人の場合は、現地で流しのタクシーを利用することもあるでしょう。クレジットカード社内決済なんてまず対応していませんので、現金での支払いが必須となります。
このとき、細かいお釣りを運転手が用意していないこともあるので、たとえば300ペソの乗車料金に1000ペソの紙幣で払おうとするのは避けましょう。日本にすれば1400円程度のお釣りなのですが、それすらなく「もっと細かいのはないのか?」と断られることもあります。
あらかじめ1000ペソは100ペソなどに崩しておくのが吉。
タクシー以外にも、行き先が決まっているジープニーという乗り合いバスもありますが、こちらも運賃が数十ペソ程度なので、小銭か細かい紙幣のお金を用意しておくのがよいでしょう。(まとまった人数で乗るというケースであれば「何人分」として大きいペソで渡してもOK)
財布の取り扱いに注意
まず、日本でたまに男性がやっているのを見かけますが、ズボンの後ろポケットにそのまま財布を入れることはフィリピンではやめましょう。
財布をスられます。
また、旅行バッグ・ショルダーバッグについても同様に、基本的に財布などの貴重品は後ろに背負ったバッグに入れないこと。
現地の人間でもこれをやって財布ごと取られます。実際の経験談ですが、フィリピン人と一緒に人通りの多い道路を歩いていて、僕も一緒にいたんですが、気づいたら一緒にいたフィリピン人のバッグの後ろが開いてました。もちろん財布はありません。いつやられたのかも全く気が付かないほど巧妙です。
ショルダーバッグなどは斜め掛けで、前に持つようにするなど対策しましょう。
あと、日本のビジネス街では財布を手に持ってランチに出かける、などという光景を目にします。
そのようなことも泥棒・スリの標的となりやすいので、本当に必要なとき以外は財布は取り出さない、手に持ったままにしない、財布の取り扱いは注意と覚えておいてくださいね。
ぼったくりに注意
最後は、ぼったくりについてです。
セブやマニラのタクシーでは、日本人と見るや否や、乗車料金をぼったくろうとすることがあります。
市内から市内など大した距離ではないのに、よくわからない平和ボケしてしまった英語のつたない日本人が「ハウマッチ?」とか聞くもんだから、「2000ペソ(4-5000円)」とかいわれて、「(そんなもんか)OKOK」とかやり取りしちゃうんですね。タクシーメーター使われずに。
フィリピンで2000ペソとか、まず普通じゃないですからね。僕が留学でいたバギオの人たちは親切だったので問題ありませんでしたが、現地の相場は20-30分乗って普通は百数十ペソ(300-400円程度)なんですよ。初乗りが30-40ペソなんで、2000ペソなんていかに料金を水増してるかっていう話です。
その他にも、外国人に対して値段をふっかけてくることがあります。
なので、あらかじめ現地の料金相場観、というものは下調べをしていくようにしましょう。
まとめ:フィリピンペソの価値を知って対策しよう
フィリピンの物価は日本と比較して、感覚としては約1/2〜2/3ぐらいです。
もちろんモノによって価格相場は異なりますが、現地の人からみれば我々は大金を持っている外国人というイメージです。
滞在中、僕らは物価差を楽しめることがほとんどですが、その反面、通貨の価値を知らないと損したり危険な目に遭ってしまうということも、心に留めておきましょうね!