センチュリー・プロパティーズの概要
Century Properties(センチュリー・プロパティーズ)は、国内不動産開発会社の中では比較的歴史の浅い企業ですが、過去20~30年の間に、フィリピンを代表する不動産開発企業の一つとなりました。フィリピンでは、アヤラランドのような、他事業を扱うコングロマリット企業が多く見られる中、センチュリー・プロパティーズは、不動産業に特化した専門家としてきめ細かなニーズへの対応を行っています。また、先駆的な不動産コンセプトや業界初の手法によって、フィリピン国内および国際的な称賛と評価を獲得したプロジェクトを生み出し、今ではフィリピンにおけるトップ5の不動産会社の一つとなるまでに成長しました。現取締役社長は Marco Antonio 氏。
歴史
1986年にフィリピンで、エドゥサ革命(ピープル・パワー革命)が起こり、その 6日前に、現在の取締役会長 Amb. Jose E.B. Antonio (ホセ・アントニオ)氏がセンチュリー・プロパティーズを創業し、のちにフィリピン証券市場に上場を果たしました。
2018年には、センチュリー・プロパティーズは、カビテとバタンガスにて、建売住宅を開発するファースト・パーク・ホームズ社を三菱商事と合弁で始動しました。
受賞歴
センチュリー・プロパティーズは、以下に代表される数々の優秀な賞を受賞しています。
2018年に、トランプタワーが、Philippines Property Awardsによる「Best Luxury Condominium Development in the Philippines」(フィリピンにおける最高のラグジュアリーマンション開発)を受賞。
2017年には、Acqua Residences Livingstone(アクア・レジデンス・リビングストーン) が Philippines Property Awardsによる「Best Condominium Development in the Philippines」(フィリピンにおけるベスト・コンドミニアム開発)を受賞。
2016年には、Acqua Private Residences(アクア・プライベート・レジデンス)
がPhilippines Property Awardsによる「Best Condominium Development in the Philippines」(ベスト・コンドミニアム開発)を受賞。
開発地域・プロジェクト物件の特徴
代表的なプロジェクトには、フィリピンで最も高い建物の一つである Gramercy Residences(グラマシー・レジデンス)があります。フィリピン首都マニラの南東に位置し、ビジネスの中心地とされるマカティ地区にあります。71階 (250メートル) 建てを誇る、高級コンドミニアムとなっています。その周辺に、センチュリー・プロパティーズが手がけた Century City(センチュリー・シティ)や Century Mall(センチュリー・モール)もあります。
不動産王ドナルド・トランプとのパートナーシップを結び、東南アジア初めてのトランプタワーの開発を行いました。また、パリス・ヒルトンとのコラボレーションである、国内初の人工ビーチおよびビーチクラブのある Azure Urban Residences(アジュール・アーバン・レジデンス)の開発や、イタリアのアパレルメーカー、ミッソーニ(MISSONIHOME )との共同開発であるアクア・リビングストーン、アルマーニがデザインした共同プロジェクト Spire(スパイア)など、革新的でユニークな開発が数多くがあります。
センチュリー・プロパティーズの物件は、マニラのマカティ中心に、富裕層向けに特化した高層コンドミニアムを展開していましたが、現在は、周辺地域や地方の、パラニャーケ、マンダルヨン、カビテ、マカティ、パンパンガ、ケソン市、カビテ、バタンガス、ラグナ、ブラカンなどにも開発を広げています。富裕層向けのみではなく、中流階級にも手の届きやすい物件も開発しています。
なお、三菱商事と合弁で始動させたファースト・パーク・ホームズは現在、カビテ州タンザ町とバタンガス州リパ市で宅地を開発し、中間層向けの新興住宅地を建設・販売しています。