香港ランド概要
Hongkong Land(香港ランド )は、アジア全域で商業用不動産と住宅用不動産を開発する大手不動産グループです。アジア各地で、合計約85万平方メートルを所有・管理しています。
同社は主に香港とシンガポールを中心として発展してきましたが、近年、中国やフィリピン、ベトナム、インドネシアなどにも事業の拡大を進め、現地のチームを通じて、地域ごとのニーズに対応しています。フィリピン国内にも、高級コンドミニアムを次々と開発し、130年にわたる経験と、グローバルな視点からのアプローチで、多くの顧客を惹きつけています。現CEOは Robert Wong氏。
歴史
香港ランドは1889年3月2日にバミューダ(イギリスの海外領)で設立され、当初は The Hongkong Land Investment and Agency Company Limited(香港ランド投資・代理店株式会社)という社名でした。創設者は、香港で著名であった2人のビジネスマン、Sir Paul Charter(ポール・チャーター卿)と James Johnstone Keswick(ジェームズ・ジョンストン・ケズウィック)氏です。その後、ロンドン証券取引所およびシンガポール証券取引所に上場しています。当社グループの資産及び投資は、香港ランドが香港から管理しています。また、香港ランドは、Jardine Matheson Holdings(ジャーディン・マセソン・ホールディングズ)が50%所有しています。
受賞歴
グローバル企業である香港ランドは、世界的に評価され、これまでさまざまな賞を受賞しています。最新の受賞は、香港ランドのラグジュアリー・コンドミニアム事業が「Asia Pacific Property Awards 2020」(アジア・パシフィック・プロパティ・アワード)で獲得した賞です。アジア太平洋地域の不動産業界では業界で最も権威のある賞である、アジア・パシフィック・プロパティ・アワードですが、COVID-19の大流行により、2020年は、初のオンラインでの実施でした。香港ランドとアン・カンによって開発された、ホーチミン市のラグジュアリー・コンドミニアムのプロジェクトである 「Marq」 は、Mixed Use Interior(混合用途インテリア)、Residential High-Rise Architecture(住宅用高層建築)、 Residential Show House(住宅展示場)の3つの権威ある5つ星賞を受賞しました。
開発地域・プロジェクト物件の特徴
香港ランドは、アジア各地でさまざまな事業機会を追求し、ダイナミックな都市のコミュニティや商業に生命を吹き込むような開発や施設を建設し、アジア全体に利益をもたらしています。
フィリピンにおける現在進行中のプロジェクトは、Mandani Bay(マンダニ・ベイ)です。セブ島マンダウエ市に位置するマンダニ湾沿いのウォーターフロント・コミュニティで、20ヘクタールの土地に、オフィスタワーや住居用高層コンドミニアムが立ち並びます。居住用コンドミニアムである Mandani Bay Suites(マンダニ・ベイ・スイート)は、販売価格は、480万フィリピンペソからとなっていましたが、現在完売しています。もう一つの居住用コンドミニアム Mandani Bay Quay(マンダニ・ベイキー)は、建設が本格化しています。
香港ランドは2020年初めに、メトロ・マニラのパシグ市にあるブリッジタウン・ビジネスパーク内の高級コンドミニアム「The Velaris Residences」 (ベラリス・レジデンス)を発売しました。ベラリス・レジデンスは、45階建てで、国際的な不動産リーダーの香港ランドとフィリピンの不動産大手ロビンソンズ・ランドの間のパートナーシップで開発されたプロジェクトです。販売価格は、1080万フィリピンペソ~4380万ペソでハイエンドコンドミニアムとなります。