山と海が出会う場所として有名なアンティーケの新鮮な空気、透き通った空、そして驚くほど美しいパラダイスを体験してください。
ビサヤ地方の西部に位置するアンティーケは、パナイ島を構成する4つの州のひとつで、セブ島からネグロス島にかけて隣接しています。素晴らしい目的地、素晴らしい光景、手つかずのビーチで満たされた天国と言われています。
また、海に面した細長い土地に壮大な山脈が連なる、指折りの険しさの山々でも知られています。その豊かな自然環境と独特の形状を持つ山岳地帯は、人気のある登山スポットのひとつとなりました。
アンティーケは単なる文化的な価値の高い場所ではなく、冒険心をくすぐる山の地形と息を呑むような景色が、あなたに完璧なハイキングの体験を与えてくれる場所なのです。
アンティーケ地域の登山スポット4選
アンティーケ・ライステラス(Antique Rice Terraces)
この段々畑は新しく発見されたもので、Google Mapで確認したところ、深い森の奥に隠された不思議な階段状の地形があることが明らかになりました。600ヘクタールの段々畑は、アンティーケのサンレメジオ、ジェネラル・フロンにある山村の一部であることがわかったのです。
この隠れた秘境は、農業に従事する地元の人々によって作られた地形です。最近、SNSで話題になり、ハイカーたちの観光スポットにもなっています。険しい道や未舗装の道、小川を渡りながら3〜4時間かけて行くのですが、これがまたなかなか大変なのです。
現地に到着すれば、地元の人たちの温かい歓迎を受け、絵に描いたように美しい自然の景色を味わうことができるでしょう。
マジャアス山(Mount Madjaas)
マジャアス山はアンティーケとパナイ島全域で最も高い山です。アンティーケのクラシという自治体に位置しています。
「Madjaas(マジャアス)」という名前は、その雄大な高さと同じく、現地語で背が高いことを意味する「Mataas(マタアス)」に由来しています。
マジャアス山はビサヤ諸島で最も難易度の高い登山であることでも知られており、まさにハイキングやトレッキングに最適な目的地です。山頂までは12〜14時間かかるという衝撃的なもので、登山道も決して楽なものではありません。その道のりは傾斜がきつく、岩場が多いことで有名です。
山頂に到着すると、西パナイ島全体を見渡すことができます。マジャアス山はまさに自然の贈り物であり、アンティーケの大いなる神秘のひとつといえるでしょう。
ナントゥッド山(Mount Nangtud)
アンティーケ州バルバザ自治区のナントゥッド山はパナイ島で2番目に高い山で、マジャアス山のちょうど14キロメートル南にあります。バルバザ地域とカピス地域の境に位置しています。
「Nangtud(ナントゥッド)」という名前は、現地の言葉で「到達するのが難しい」という意味になります。
山頂に行くには3つの行程を経なければなりません。
- まず、海抜0メートル付近のダラナス川を渡る必要があります
- 次に、「ナイフエッジ」とも呼ばれる森林の岩稜を通り抜けます
- 最後に、山頂まで続く苔の生えた森を通過します
なかなか大変そうですよね?
マジャアスとは異なり、ナントゥッド山へ登る前にはまず、植物や動物、珍しい鳥たちが生息する熱帯雨林に分け入ることになるのです。
山頂に着くと、素晴らしい眺めを目にすることができます。
イゴロン山(Mount Igcoron)
内陸の町バルデラマにあるイゴロン山は、アンティーケの隠れた名所の一つとして知られています。この山の美しさは、荘厳にして計り知れないと言われています。山岳は低地にあるバルデラマに近く、そこには広大な農地が広がっています。
山頂に行くには、深い運河と小川をトレッキングしなければなりませんが、これは農地を維持するための自然かつ人工的な灌漑(かんがい)システムなのです。
また、フレンドリーな地元の人たちとの交流もあり、畑を耕すカラバオ(水牛)にも出会えます。また、ごく一部ではありますが、ライステラスや滝から流れ出る清流も見ることができます。
山頂は石灰岩の崖と草地の斜面が混ざり合っています。山頂にたどり着くまでには危険な崖や急な道が待ち受けているため、決して楽な道のりではありません。
頂上からはバルデラマ市街が一望でき、農地も見渡せます。まさに自然と触れ合う冒険です!
終わりに
アンティーケの山々は、高地までは苔がむした熱帯雨林、低地では農地が広がっており、チャレンジ精神が必要な場所です。
気候は暑く乾燥していますが、ハイキングの条件としては最適です。アンティーケは最高のハイキング体験を提供してくれるでしょう。
もし、あなたが本当の冒険に飢えているのなら、アンティーケ州へ向かってください。